Claude に頼んで、チラシをひな形から何案も作る方法
Claude Code や Claude のデスクトップアプリに頼むだけで、チラシや SNS の画像をひな形から何案も作り、PNG・JPG・PDF にする手順です。文面は Claude が考え、ひな形への流し込みと書き出しはテマラボのデザインソフト「テマデザ」の製品版が行います。
チラシを作る時に手間がかかるのは、見出しの言い回しを何通りか考えて、それぞれをレイアウトに入れて見比べる作業です。この記事では、その作業を Claude に「新商品のチラシを3案作って」と頼んで済ませる方法を説明します。
使うのは、テマラボのデザインソフト「テマデザ」です。製品版は、お手元の Claude Code や Claude のデスクトップアプリから操作できます。「新商品のチラシを3案作って」と頼むだけで、テマデザが立ち上がって作業します。AI からの作成・書き出しは製品版の機能で、無料版では登録と接続の確認までです(くわしくは7章)。
1. しくみ(文面は Claude、レイアウトはテマデザ)
Claude に画像を作ってもらう方法はいくつかあります。テマデザを使う場合は、MCP という、AI とソフトをつなぐ仕組みで Claude とテマデザをつなぎ、役割を分けます。
- Claude: 見出しと本文を考え、ひな形・色・案の数を選びます
- テマデザ: ひな形に文字・写真・色を入れ、文字が枠からはみ出さないよう大きさを合わせて、PNG・JPG・PDF にします。一度に作れるのは10案までです
- ひな形の文字の枠のうち、いちばん大きい文字が「見出し」、ほかは上から順に「本文」になります。本文を渡さなかった枠は消えます。写真は大きい枠から順に入ります
テマデザから Claude に返すのは、ひな形の名前・大きさ・文字と写真の枠の数と、作ったファイルの場所・大きさ・案の数です。ひな形の中の見本の文字や、作った画像は返しません。「仕上がりを見て確かめて」とはっきり頼んだ時だけ、確認用の小さな画像(幅480px)を渡します。
Claude が考えた見出しや本文は、Claude からテマデザに渡ります。写真を使う時は、写真の場所を Claude に伝えます(写真そのものはテマデザが読みます)。テマデザには、ファイルを外に送る機能も、消す機能もありません。写真の元のファイルは書き換えません。
2. 登録する(はじめに1回だけ)
先にテマデザをインストールします(登録と接続の確認までは無料版でできます。作成を頼むには、製品版のライセンスキーの登録が要ります)。テマデザのメニューの「ヘルプ」→「AI から使う(Claude に登録)…」を開くと、その PC に合わせた登録の方法が出て、コピーのボタンで写せます。
Claude Code の場合(デスクトップアプリの「コード」のタブも同じ)は、ターミナル(PowerShell など)で次の1行を実行します。<ユーザー名> は Windows のユーザー名です。「AI から使う」の画面には、そのまま使える1行が出ます。
claude mcp add --scope user temadeza -- "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Programs\Temadeza\Temadeza.exe" --mcp
claude mcp list で temadeza が「Connected」になっていれば使えます。
Claude のデスクトップアプリの「チャット」のタブの場合は、設定の JSON に書きます。
- Claude のデスクトップアプリで「設定」→「開発者」→「構成を編集」を押し、
claude_desktop_config.jsonを開きます - テマデザの「AI から使う」の画面の「設定の JSON をコピー」で写した中身を貼って保存します。すでに
mcpServersがある時は、その中に"temadeza": { … }の部分だけを足します - Claude のデスクトップアプリを終了して、開き直します
{
"mcpServers": {
"temadeza": {
"command": "C:\\Users\\<ユーザー名>\\AppData\\Local\\Programs\\Temadeza\\Temadeza.exe",
"args": ["--mcp"]
}
}
}
「AI から使う」の画面の「拡張のファイルを保存…」で作る temadeza.mcpb をダブルクリックして入れる方法もあります。
3. 頼み方の例
ふだんの言葉で頼みます。書き出す場所(C:\Users\…\Pictures\チラシ など)と、写真を使う時は写真の場所も書きます。
- 「新商品のいちごタルトのインスタ投稿を3案作って。
C:\Users\…\Pictures\投稿に PNG で」 - 「秋の大感謝セールの A4 チラシを作って PDF で。期間は 10 月 31 日まで」
- 「この写真
C:\…\店内.jpgを使って、オープンのお知らせのはがきを作って」 - 「ユーチューブのサムネイルを、見出しを変えて 5 案作って」
- 「人物の写真を切り抜いて使って」(写真の人物だけを切り抜いて入れます)
- 「どんなひな形があるか教えて」
店名・期間・値段など、決まっている事柄は頼む時に書いておくと、Claude がその内容で文面を作ります。
4. 画面で見える様子
テマデザが閉じていても、自動で開きます。画面の上に青い帯が出て、「AI が操作中:3 案を作っています(2/3)」のように進み具合が出ます。ひな形が開き、色と写真が入り、見出しと本文が1枠ずつ打ち込まれていく様子をそのまま見られます。

途中でやめたい時は、帯の右の「止める」を押します。その場で止まり、Claude には「利用者が止めた」と伝わります。画面を開かずに作ってほしい時は、「画面は開かずに」と頼みます。
5. 終わった後に手直しする
最後の案は、終わった後も画面に開いたままです。
- 文字をダブルクリックして直し、色や大きさを変えます
- 「保存」(Ctrl + S)で上書きするか、「書き出し」で書き出し直します
- ほかの案は、画像と同じ場所に保存されたデザインのファイル(
.temadeza)を開いて直します
手で直す時の操作は、チラシの作り方(パソコンでひな形から作る)で説明しています。
6. 書き出す場所と、長い文面の注意
- 書き出す先にフォルダを指定すると、その中に「名前.png」(複数案なら「名前_1.png」「名前_2.png」…)と、同じ名前のデザインのファイル(
.temadeza)を作ります .png・.jpg・.pdfで終わる名前を指定すると、その名前で作ります- 印刷用の大きさ(A4・はがき・名刺)は 300dpi で書き出します。PDF はその大きさの紙になります
- 同じ名前のファイルがあると、上書きせずに止まります。Claude が「上書きしてよいですか」と聞いてくるので、よければそう答えてください
文字は枠に収まるよう自動で小さくなります。そのため、長い文面を入れると文字が小さくなり、太い縁取りのあるひな形では縁取りが文字に重なって読みにくくなることがあります。その時は、文面を短くするよう Claude に頼むか、テマデザの画面で文字の枠を広げる・縁取りを細くするなどして直してください。
ひな形の写真の枠の数より多い写真は入りません(結果の注意に書かれます)。写真の枠の数は「どんなひな形があるか教えて」と頼むと分かります。
7. 無料版と製品版の違い
AI(Claude・コマンド)からの作成・書き出しは、製品版の機能です。無料版でも、登録と接続の確認、ライセンスの状態、デザインのファイルの下見(大きさ・文字や写真の数)まではできます。無料版で作成を頼むと、何も読まず、何も書き出さずに止まり、Claude から「AI からの作成・書き出しは製品版の機能です」と伝わります。
無料版でも、テマデザの画面からは全機能を試せます(書き出した画像には、真ん中の大きな「テマデザ」と、画像全体の薄い斜めの模様の透かしが入ります)。お手元の写真でひな形の仕上がりを確かめてから、製品版をお選びください。
MCP に対応したほかの AI ツールでも動く場合があります(動作は Claude で確かめています)。ライセンスキーの登録は、テマデザの画面の「ヘルプ」→「ライセンス…」で行います(Claude からは登録しません)。Claude Code・Claude のデスクトップアプリは別にご用意ください。Claude の利用料は、テマデザの料金に含まれません。Claude に返る結果の文は、テマデザの表示の言語(日本語・英語・中国語)で出ます。
コマンド(temadeza.cmd)の使い方と、うまくいかない時の確かめ方は、操作説明書(PDF)の10章で説明しています。
テマデザを無料版で試す
チラシ・ユーチューブのサムネイル・バナー・インスタの投稿画像を、ひな形から作れる Windows 用のデザインソフトです。人物の切り抜きと背景を消すのもボタンひとつ。無料版でも全部の機能を試せます(書き出した画像に透かしが入ります)。
公開日: 2026-10-27 テマラボ