Claude に商品写真の背景をまとめて消してもらう方法

Claude Code や Claude のデスクトップアプリに頼んで、フォルダの商品写真の背景を消し、白い背景・同じ余白・同じ大きさにそろえて書き出す手順です。背景の切り抜きと書き出しは、テマラボの背景透過ソフト「テマキリ」の製品版が行います。

通販サイトやフリマに商品を載せる時は、写真の背景を白にして、余白と大きさをそろえる作業が出てきます。1枚なら手で済みますが、新商品が20点、30点と並ぶと、同じ操作の繰り返しに時間を取られます。この記事では、その作業を Claude に「このフォルダの商品写真の背景を消して、白にそろえて」と頼んで済ませる方法を説明します。

使うのは、テマラボの背景透過ソフト「テマキリ」です。製品版は、お手元の Claude Code や Claude のデスクトップアプリから操作できます。「このフォルダの商品写真の背景を消して、白にそろえて」と頼むだけで、テマキリが立ち上がって作業します。AI からの背景の切り抜き・書き出しは製品版の機能で、無料版では登録と接続の確認、写真の下見までです(くわしくは7章)。

1. しくみ(頼むのは Claude、切り抜くのはテマキリ)

MCP という、AI とソフトをつなぐ仕組みで Claude とテマキリをつなぎます。Claude は頼まれた内容を読み取って、テマキリに仕上げを指定します。写真の背景を消して書き出すのは、テマキリです。

  • 背景: 透過・白・好きな色(#RRGGBB)
  • 形式: PNG・JPG・WebP(透過なら PNG、白や色の背景なら JPG が既定)
  • 余白: 切り抜いた物に合わせて詰め、まわりに余白(既定 5%)を付ける
  • 大きさ: 元のまま・正方形 1000×1000・正方形 1600×1600・幅か高さを指定
  • 消し方: 自動(人物・商品・動物など何でも)か、人物だけ(速い)

全部の写真に同じ仕上げを使います。写真ごとに商品の大きさや位置がばらばらでも、余白を詰めて正方形にすると、同じ余白・同じ大きさにそろいます。

テマキリから Claude に返すのは、書き出したファイルの場所・枚数・うまくいかなかった写真の名前と理由だけです。写真そのものは、ふだんは Claude に渡しません。「仕上がりも見て確かめて」とはっきり頼んだ時だけ、確認用の小さな画像(4枚まで)を返します。この時は写真が Claude(AI のサービス)に渡るので、発売前の商品など、外に出してはいけない写真の時は頼まないでください。テマキリには、ファイルを外に送る機能も、消す機能もありません。元の写真は書き換えません。

2. 登録する(はじめに1回だけ)

先にテマキリをインストールします(登録と接続の確認までは無料版でできます。背景の切り抜きを頼むには、製品版のライセンスキーの登録が要ります)。テマキリのメニューの「ヘルプ」→「AI から使う(Claude に登録)…」を開くと、その PC に合わせた登録の方法が出て、コピーのボタンで写せます。

Claude Code の場合(デスクトップアプリの「コード」のタブも同じ)は、ターミナル(PowerShell など)で次の1行を実行します。<ユーザー名> は Windows のユーザー名です。「AI から使う」の画面には、そのまま使える1行が出ます。

claude mcp add --scope user temakiri -- "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Programs\Temakiri\Temakiri.exe" --mcp

claude mcp list で temakiri が「Connected」になっていれば使えます。

Claude のデスクトップアプリの「チャット」のタブの場合は、設定の JSON に書きます。

  1. Claude のデスクトップアプリで「設定」→「開発者」→「構成を編集」を押し、claude_desktop_config.json を開きます
  2. テマキリの「AI から使う」の画面の「設定の JSON をコピー」で写した中身を貼って保存します。すでに mcpServers がある時は、その中に "temakiri": { … } の部分だけを足します
  3. Claude のデスクトップアプリを終了して、開き直します
{
  "mcpServers": {
    "temakiri": {
      "command": "C:\\Users\\<ユーザー名>\\AppData\\Local\\Programs\\Temakiri\\Temakiri.exe",
      "args": ["--mcp"]
    }
  }
}

「AI から使う」の画面の「拡張のファイルを保存…」で作る temakiri.mcpb をダブルクリックして入れる方法もあります。

3. 頼み方の例

ふだんの言葉で頼みます。写真のフォルダの場所(C:\Users\…\Pictures\商品写真 など)と、書き出す場所があればそれも書きます。

  • 「C:\…\商品写真 の写真の背景を全部消して、白にそろえて」
  • 「通販サイトに載せるので、背景を白・余白を詰めて・正方形 1000×1000 の JPG にして、C:\…\出品用 に置いて」
  • 「背景を薄い灰色(#f5f5f5)にして、幅 1200px にそろえて」
  • 「このフォルダの社員の写真を、人物だけ切り抜いて透過の PNG にして」(人物だけの消し方は速い)
  • 「このフォルダには写真が何枚ある? 大きさは?」(下見。切り抜きはしません。無料版でも使えます)

通販サイトごとに決まりがある時(正方形・白背景・幅の指定など)は、その条件を頼む時に書いておきます。

4. 画面で見える様子と、止め方

テマキリが閉じていても、自動で開きます。画面の上に青い帯が出て、「AI が操作中:写真 100 枚の背景を消しています(12/100)」のように進み具合が出ます。一覧に写真が並び、処理後の欄に、背景を消した写真が1枚ずつ出ていきます。右の仕上げの欄には、Claude が指定した背景・余白・大きさ・形式・置き場所が出ます。

Claude に「このフォルダの商品写真の背景を消して、白にそろえて」と頼むと、テマキリが立ち上がり、画面の上に「AI が操作中」の帯と「止める」ボタンが出て、写真の背景が1枚ずつ消えていく様子を表した図
Claude から頼まれて背景を消している時の様子(説明のための図です。実際の画面とは細部が違います)

途中でやめたい時は、帯の右の「止める」を押します。その場で止まり、Claude には「利用者が止めた」と伝わります。止めた時は何も書き出しません(止めるまでに切り抜いた写真は、一覧に残ります)。画面を開かずに処理してほしい時は、「画面は開かずに」と頼みます。

5. 終わった後に手直しする

終わった後も、写真はテマキリの一覧に残ります。

  1. 気になる写真をクリックして、大きく表示します
  2. 残ってしまった背景は「消す」、消えてしまった所は「残す」のブラシで塗って直します
  3. 画面の「書き出し」で書き出し直します

同じ写真を Claude にもう一度頼んだ時も、ブラシで直した結果が使われます。細い髪の毛や、ガラスなど透ける物、背景と色がよく似た所は、完全には抜けないことがあるので、書き出した後にひととおり見てください。ブラシの使い方は、何十枚もの写真の背景をまとめて削除する方法でも説明しています。

6. 書き出す場所・名前と、かかる時間

  • 名前は「元の名前_kiri」です(例: 商品A.jpg → 商品A_kiri.jpg)。書き出す先のフォルダを指定するとその中に、指定しない時は元の写真と同じフォルダに作ります
  • 同じ名前のファイルがあると、処理を始める前に止まります。Claude が「上書きしてよいですか」と聞いてくるので、よければそう答えてください
  • フォルダを指定した時は、そのフォルダの直下の写真(JPEG・PNG・WebP・BMP)だけを使います。下のフォルダや、前に書き出した「…_kiri」の画像は使いません
  • 写真の中に残す物が見つからなかった写真は、理由と一緒に Claude に伝わり、ほかの写真は書き出します

「自動」の消し方は、初めての時だけ部品(AI のモデル・約224MB)のダウンロードが要ります。画面が開いている時は、ダウンロードしてよいかを画面で確かめます。画面を開かずに頼んだ時に部品がまだないと、止まって「画面ありで頼むか、人物だけの消し方にして」と案内されます。

ふつうの PC で、自動は1枚10〜30秒ほど、人物だけは1枚1秒ほどです。100枚なら、自動で20〜50分ほどかかります。PC の性能によって変わるので、まず数枚で試してから、残りを頼むと見当がつけやすくなります。

7. 無料版と製品版の違い

AI(Claude・コマンド)からの背景の切り抜き・書き出しは、製品版の機能です。無料版でも、登録と接続の確認、ライセンスの状態、写真の下見(枚数・形式・大きさ)まではできます。無料版で切り抜きを頼むと、何も読まず、何も書き出さずに止まり、Claude から「AI からの背景の切り抜き・書き出しは製品版の機能です」と伝わります。

テマキリの画面からは、無料版でも全機能を試せます(書き出した画像には、全体に薄い斜めの「テマキリ」の模様と、真ん中に大きく「テマキリ」の透かしが入ります)。お手元の商品写真で切り抜きの出来を確かめてから、製品版をお選びください。

MCP に対応したほかの AI ツールでも動く場合があります(動作は Claude で確かめています)。ライセンスキーの登録は、テマキリの画面の「ヘルプ」→「ライセンス…」で行います(Claude からは登録しません)。Claude Code・Claude のデスクトップアプリは別にご用意ください。Claude の利用料は、テマキリの料金に含まれません。Claude に返る結果の文は、テマキリの表示の言語(日本語・英語・中国語)で出ます。

コマンド(temakiri.cmd)の使い方と、うまくいかない時の確かめ方は、操作説明書(PDF)の10章で説明しています。

テマキリを無料版で試す

写真の背景を消して、人物や商品を切り抜く Windows 用のソフトです。何十枚でもまとめて処理できます。製品版は、Claude Code や Claude のデスクトップアプリから操作することもできます。無料版でも全部の機能を試せます(書き出した画像に透かしが入ります)。

無料版をダウンロード(Windows 10/11) テマキリの詳しい説明と料金

公開日: 2026-10-27 テマラボ