横動画を縦のショート動画にする方法(顔を追って自動で切り抜く)

横 16:9 で撮った講座やしゃべり動画を、縦 9:16 のショート動画にする手順です。話している人の顔を追って縦の枠を自動で動かすので、1コマずつ位置を合わせる手間がいりません。

YouTube に上げた横の動画を、ショートやリール、TikTok にも回したい。けれど、横の動画をそのまま縦の画面に入れると、上下が大きく空いて小さく見えます。真ん中だけを切り抜くと、話している人が左右に動いた時に画面から外れてしまいます。

この記事では、テマラボの Windows ソフト「テマショート」で、横の動画から縦のショート動画を作る手順を説明します。選んだ人の顔を追って縦の枠が自動で動くので、スマホのアプリで1本ずつ指で位置を動かす作業がいりません。動画はネットに上げず、PC の中だけで処理します。

1. 媒体ごとの大きさと長さの目安

ショート動画は、どの媒体でも縦 9:16 の 1080×1920 が基本です。テマショートはこの大きさで書き出します。長さの上限は媒体ごとに違い、変わることもあるので、投稿する前に各媒体の案内も確かめてください。

YouTube ショート1080×1920(9:16)。長さは最長3分
Instagram のリール1080×1920(9:16)。長さは最長3分(アプリで作る場合)
TikTok1080×1920(9:16)。アプリで撮る動画は最長10分。上げられる長さはそれより長い

2026年10月時点の目安です。よく見られる長さは、どの媒体でも 15〜60秒ほどです。テマショートでは、1つの区間が3分を超えると「媒体によっては 3 分を超えるショートを出せません」とお知らせします(書き出しはできます)。

2. 横の動画を開いて、区間を選ぶ

テマショートを起動し、横の動画(MP4・MOV・MKV・WebM)を画面にドラッグするか、「動画を選ぶ…」で開きます。

「1. 区間を選ぶ」の段で、動画を再生しながら、縦にしたい所の始まりで「ここから(I)」、終わりで「ここまで(O)」を押します。右の一覧に区間ができます。区間はいくつでも作れます。決まったら「次へ: 縦の枠を決める」を押します。

テマショートの区間を選ぶ画面。横の動画の下に再生の帯と「ここから」「ここまで」のボタン、右に区間の一覧
区間を選ぶ画面(テマショートの画面。人物は AI で生成した動画です)

3. 追う人を選ぶ(縦の枠が顔を追う)

「2. 縦の枠」の段に進むと、その区間の中だけ顔を解析します。終わると、右の「追う人」に映っている人が顔の小さな画像で並びます。最初は、区間の中でいちばん長く・大きく映っている人が選ばれています。ほかの人を追いたい時は、その人の画像をクリックします。

左の横の画面の青い枠が、縦に切り出す範囲です。右には縦 9:16 のプレビューが出ます。再生すると、青い枠が顔を追って左右に動くのが分かります。

テマショートの縦の枠の画面。横の動画の上に青い縦の枠と顔の印、右に縦9:16のプレビューと追う人の一覧
青い枠が、選んだ人の顔を追って動く(テマショートの画面。人物は AI で生成した動画です)

顔が少し動くだけでは、枠は動きません。大きく動いた時だけ、なめらかに追います。場面が切り替わった時は、その時刻にすぐ新しい位置へ移ります。

元の横の動画の1コマと、テマショートで書き出した縦の動画の同じ時刻の1コマ。場面が切り替わった後も顔が真ん中に入っている
左が元の横の動画、右が書き出した縦の動画(場面が切り替わった後の1コマ。人物は AI で生成した動画です)

表示の形は3つから選べます。1人で話す動画は「1人を追う」、対談は「2人を上下に」、スライドやゲームの画面は「全体を入れる」が向いています。寄り具合(標準・少し寄る・寄る)も選べます。

4. 外れた所を手で直す

横顔・暗い映像・小さく映った顔では、顔を見失うことがあります。プレビューで気になる所があれば、その時刻で止めて直します。

  • ここから別の人を追う:押してから、右の一覧で追う人を選びます。その時刻から切り替わります
  • ここから枠を止める:押してから、左の画面の青い枠をドラッグして置きます。次の印まで、その位置に止まります

付けた印は一覧に並び、「消す」で元の自動の動きに戻せます。

テマショートで手で直した印が、再生の帯の上と右の一覧に並んでいる画面
「ここから別の人を追う」「ここから枠を止める」の印(テマショートの画面。人物は AI で生成した画像から作った試験の動画です)

5. 字幕を付ける

「3. 字幕」の段で「字幕を付ける(文字起こし)」を押すと、その区間の音声を文字にして字幕を作ります。文字は一覧で直せます。字幕を入れない時はスイッチをオフにします。くわしくはショート動画に字幕を自動で付ける方法をご覧ください。

6. 縦の動画に書き出す

「4. 書き出し」の段で、書き出す区間にチェックを入れ、置き場所を選んで「3 本を書き出す」(選んだ区間の数が出ます)を押します。縦 1080×1920 の MP4(H.264・AAC)になり、ファイル名は「元の名前_short_01」…です。同じ名前があれば番号を付け、上書きしません。

テマショートの書き出しの画面。区間の書き出しが完了している
書き出しが終わったところ(テマショートの画面)

無料版でも全部の機能が使えますが、書き出した動画の真ん中に「テマショート」の透かしが入ります。画面のプレビューには透かしが入らないので、顔の追い方を自分の動画で確かめてから選べます。

7. きれいに仕上げるコツ

  • 元の動画はできれば 4K で:フル HD(1920×1080)から縦の枠を切り出すと、608×1080 の範囲を 1080×1920 に広げるので、少しやわらかくなります。4K で撮った動画なら、くっきり書き出せます
  • 寄りすぎない:「寄る(1.5倍)」はさらに広げるので、フル HD の元では画質が下がります。まずは「標準」で
  • 撮る時に人の左右に余白を:縦に切り出すと左右が狭くなります。画面の端ぎりぎりで話すより、真ん中寄りにいるほうが自然に収まります
  • 字幕は下すぎない位置に:ショートの画面の下のほうは、いいね・コメントのボタンや説明文に隠れやすくなります

自分の講座やセミナーの録画から何本も作りたい時は、切り抜き動画の作り方(長い録画から縦のショートを何本も作る)もご覧ください。縦にした動画に無音カットや美顔補正をしたい時は、書き出した動画をテマカットに入れて編集できます。

テマショートを無料版で試す

横の動画から、縦のショート動画を切り出す Windows 用のソフトです。選んだ人の顔を追って縦の枠を自動で動かし、字幕も自動で付けます。何本作っても月額は同じで、動画はネットに上げません。無料版でも全部の機能を試せます(書き出した動画に透かしが入ります)。

無料版をダウンロード(Windows 10/11) テマショートの詳しい説明と料金

公開日: 2026-10-26 テマラボ