請求書・明細の PDF をまとめて CSV・エクセルにする方法
取引先から届く請求書の PDF や、毎月の取引明細の表を、まとめて CSV やエクセルにする手順です。何ページもある明細を1つの表につなぐ方法と、CSV の文字コードの選び方も説明します。
毎月届く請求書や、何ページもある取引明細の PDF から、金額や品名を会計ソフトや自社のエクセルに入れ直す。1枚ずつ打ち直すと時間がかかり、打ち間違いの確かめにも手間がかかります。
この記事では、テマラボの「テマセル」で、請求書・明細の PDF の表をまとめて CSV・エクセルにする手順を、実際の画面で説明します。帳票はネットに上げず、PC の中だけで処理します。
1. PDF をフォルダごと入れて、まとめて読み取る
請求書の PDF を1つのフォルダにまとめ、そのフォルダをテマセルの画面にドラッグします(「フォルダを追加…」でも入れられます)。右の「まとめて読み取る」を押すと、上から順に読み取ります。全体の進み具合と残り時間の目安が出ます。

パソコンで作った文字のある PDF は、PDF の文字をそのまま使うので、1ページ 約0.2秒と速く読み取れます。スキャンした PDF は文字を読み取るため、1ページ 約4.3秒かかります(どちらも Ryzen 7 2700X の PC で測った目安)。途中で「中断」しても、読み取った分は残り、アプリを閉じても続きから再開できます。
2. 何ページもある明細を、1つの表にする
取引明細のように、毎ページの先頭に同じ見出しの行がある表は、右の「書き出しの形」で「全ページを1シート」を選びます。2ページ目からの表の1行目が最初の表の見出しと同じなら、その行を除いて、全部の表を1つに続けます。見出しが何度も入った表を、あとで手で消す必要はありません。

ページごとにシートを分けたい時は「1ページ1シート」を選びます。CSV の場合は、「1ページ1ファイル」「全ページを1ファイル」になります。
3. CSV の文字コードを選ぶ(UTF-8・シフトJIS)
CSV を選ぶと、文字コードを「UTF-8(BOM つき)」と「シフトJIS」から選べます。
- UTF-8(BOM つき): エクセルでダブルクリックして開いても文字化けしません。迷ったらこちら
- シフトJIS: 古い会計ソフトや業務ソフトに取り込む時に。取り込む先のソフトの説明書で、求められる文字コードを確かめてください

4. 数字・日付・番号の扱い
「数字・日付をエクセルの数値・日付にする」にチェックを入れておくと、次のように書き出します。
- 「1,234」「¥1,234」は 1234 に、「△500」は −500 に(計算できる数値になります)
- 「2026/10/26」「令和8年10月26日」は日付に
- 「0012」のように先頭が0の番号は、文字のまま(品番・伝票番号の0が消えません)
元の表のとおりの文字で残したい時は、チェックを外します。
5. まとめて書き出す
「読み取った全部を書き出す」を押すと、ファイルごとに「元の名前.xlsx」(CSV なら「元の名前.csv」)を作ります。同じ名前のファイルがあれば番号を付け、上書きしません。元の PDF は変えません。
書き出す前に、金額や品名は「確かめる」の画面で元のページと見比べてください。文字のある PDF は読み違いが起きにくいですが、スキャンや FAX の小さい文字は読み違えることがあります。読み違いはセルをダブルクリックして直せます。
6. できないこと
テマセルは、表を「そのままの形で」エクセルにするソフトです。請求書ごとに、取引先・日付・合計金額だけを決まった列に並べた一覧を作る機能はありません。その場合は、書き出したエクセルから、必要な所をまとめてください。
手書きの文字、縦書きのセル、横向きにスキャンしたページも読み取れません。開くのにパスワードが要る PDF も扱えません。
テマセルの無料版は全機能を使え、画面では全ページの結果を確かめられます。書き出しは1回あたり表のあるページを合計3ページまでです。1〜2ページの請求書なら、無料版のまま試せます。
テマセルを無料版で試す
PDF・スキャンした PDF・写真の表を読み取って、エクセル(xlsx)と CSV に変換する Windows 用のソフトです。元のページと見比べて直せる画面つきで、何十枚でもまとめて変換できます。書類をネットに上げず、PC の中だけで処理します。無料版でも全部の機能を試せます(書き出しは1回あたり表のあるページを合計3ページまで)。
公開日: 2026-10-26 テマラボ