写真に撮った表・紙の表をエクセルにする方法

紙の名簿や在庫表、点検の記録表を、スマホで撮るかスキャンして、打ち直さずにエクセルの表にする手順です。きれいに読み取れる撮り方と、読み取った表の直し方も説明します。

紙でしか残っていない名簿や在庫表をエクセルにしたい時、1行ずつ打ち直すのは大変です。表を写真に撮るかスキャンして、文字を読み取って表にすれば、打ち直しの手間を減らせます。

この記事では、テマラボの「テマセル」で、写真やスキャンした表をエクセルにする手順を、実際の画面で説明します。写真はネットに上げず、PC の中だけで処理します。

1. きれいに読み取れる撮り方

読み取りの出来は、写真の撮り方で大きく変わります。次の4つに気をつけてください。

  • 真上から撮る: 斜めから撮ると表がゆがみ、列がずれます。少しの傾きは自動で直します
  • 表全体を入れる: 表の端が切れないように。ただし、余白は少なめに
  • 明るい所で、影を入れない: スマホの影や、照明の映り込みが文字にかからないように
  • 文字が小さい表は近づいて撮る: 1枚に収まらない時は、上下に分けて撮ります

複合機でスキャンできる時は、スキャンの方が安定します。300dpi 程度の細かさをおすすめします。

2. 写真を PC に入れて読み取る

スマホの写真(JPEG・PNG)を PC に移し、テマセルの画面にドラッグします。フォルダごと入れることもできます。右の「まとめて読み取る」を押すと、写真の文字を読み取って、行と列を組み立てます。

テマセルに写真や PDF を5つ入れたところ
写真と PDF を入れたところ(テマセルの画面。帳票は試験用に作った架空のものです)

かかる時間の目安は、写真1枚で約3.7秒です(Ryzen 7 2700X の PC で測った値。PC の性能と写真によって変わります)。

3. 元の写真と見比べて直す

読み取りが終わったら、ファイルの「確かめる」を押します。左に元の写真と見つけた表の枠、右に読み取った表が並びます。右のセルを選ぶと、左の写真の同じ所に色が付くので、見比べながら確かめられます。

スマホで撮った社員名簿の写真と、読み取った17行×6列の表を並べた画面
スマホで撮った名簿を読み取ったところ。傾き 0.5° を自動で直して読み取りました(名簿は架空のものです)

読み違いがあれば、セルをダブルクリックして書き換えます。列や行がずれた時は、上の「列を分ける…」「右の列とつなぐ」「下の行とつなぐ」などで直せます。直したセルは色で分かり、「元に戻す」で戻せます。

読み取った表のセルをダブルクリックして書き換えている画面
セルをダブルクリックして書き換えているところ(帳票は架空のものです)

4. エクセルに書き出す・貼り付ける

右の「書き出しの形」で「エクセル(xlsx)」か「CSV」を選び、「このファイルを書き出す」を押します。日付や数字はエクセルの日付・数値に、「0012」のように先頭が0の番号は文字のまま書き出します。社員番号や品番の先頭の0が消える心配はありません。

今あるエクセルの表に足したい時は、「表をコピー」を押して、エクセルに貼り付けます。セルの区切りを保ったまま貼り付けられます。

5. 読み取れない表

次のような表は、うまく読み取れません。

  • 手書きの文字(印刷された文字が対象です)
  • 縦書きのセル
  • 横向き(90度)に撮った写真・スキャン(自動では回しません。向きを直してから入れてください)
  • 強く傾いた写真、ゆがんだ写真(表が崩れることがあります)

表ではなく、紙の書類の文章を検索・コピーできるようにしたい時は、スキャンした PDF を検索できるようにする方法(OCR)をご覧ください。

テマセルの無料版は全機能を使え、画面では全ページの結果を確かめられます。書き出しは1回あたり表のあるページを合計3ページまでです。まずは手元の写真で試してみてください。

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PDF・スキャンした PDF・写真の表を読み取って、エクセル(xlsx)と CSV に変換する Windows 用のソフトです。元のページと見比べて直せる画面つきで、何十枚でもまとめて変換できます。書類をネットに上げず、PC の中だけで処理します。無料版でも全部の機能を試せます(書き出しは1回あたり表のあるページを合計3ページまで)。

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公開日: 2026-10-26 テマラボ