動画が LINE・メールで送れない時の圧縮のしかた
運動会の動画を LINE で送ろうとしたら送れない。取引先にメールで添付したら戻ってきた。そんな時に、動画を送れる大きさに縮める手順です。
スマホで撮った動画は、1分でも数十 MB になります。LINE のトークに送ろうとしたら送れない、メールに添付したら「大きすぎます」と戻ってきた、という場面でよく困ります。
送れない理由は、送り先ごとに「大きさ」か「長さ」の上限があるからです。この記事では、上限の目安と、動画をその上限に収める手順を説明します。無料でできる方法も、テマラボの動画ソフト「テマカル」で一度で収める方法も書きます。
1. 送れない理由は、送り先の上限
おもな送り先の上限の目安は、次のとおりです。上限は送り先の都合で変わることがあるので、送る前に確かめてください。
| 送り先 | 上限の目安 | 確かめた所 |
|---|---|---|
| Gmail の添付 | 25MB まで | Gmail のヘルプ(個人のアカウント) |
| Outlook.com の添付 | 20MB まで(本文と合わせて) | Microsoft のサポート |
| 会社のメール(Exchange) | 既定は10MB(会社の管理者が変えられる) | 同上 |
| LINE のトーク | 5分まで | 公式の案内が見つからず、第三者の記事の値 |
2026年10月28日に確かめた値です。会社の Google Workspace や Exchange の上限は、会社ごとに違います。
大事なのは、メールは「大きさ」、LINE は「長さ」の上限だという点です。メールなら縮めれば送れますが、LINE の5分は、いくら縮めても長さが変わらないので、5分より短く分けるしかありません。
2. 動画の大きさは「画質 × 長さ」で決まる
動画の大きさは、おおよそ「1秒あたりの量(ビットレート)× 長さ」で決まります。上限が決まっていれば、長い動画ほど1秒に使える量が減り、画質が下がります。
たとえば、少し余裕をみて24MB に収める時の、1秒あたりに使える量の目安は次のとおりです(音声の分も含みます)。
| 動画の長さ | 1秒あたりの量 | 見やすい解像度の目安 |
|---|---|---|
| 1分 | 約3,200kbps | 1080p(フルHD)でも見られる |
| 3分 | 約1,070kbps | 720p くらいが見やすい |
| 5分 | 約640kbps | 480p くらいまで下げる |
| 10分 | 約320kbps | かなり粗くなる。分けて送るほうがよい |
計算は「24MB × 8 ÷ 秒数」です(1MB = 1,000,000 バイト)。解像度の目安は、動きの少ない動画か、運動会のように動きの多い動画かでも変わります。
3. 無料でできる方法
- Gmail なら、Google ドライブのリンクで送る:25MB を超えるファイルを添付しようとすると、Gmail が Google ドライブのリンクに変えて送れます。相手はリンクを押して開きます。共有の設定によっては、相手が開けないことがあります
- 無料の変換ソフト(HandBrake など)で縮める:画質の段階を選んで縮められます。ただし「25MB 以下」のように目標の大きさを決める機能はないので、上の表のように1秒あたりの量を計算して入れるか、画質を変えて何度か書き出し直すことになります
- ネットの圧縮サービスを使う:手軽ですが、動画をサーバーにアップロードします。家族の顔が映った動画や社内の録画は、外に出したくないこともあるでしょう。無料で使える回数や大きさに上限があるサービスも多いです
- LINE は、5分より短く切ってから送る:スマホや PC の動画の編集で、5分より短く切り分けて、1本ずつ送ります
1本だけ、たまに送るなら、これで足ります。毎回決まった上限に収めたい、何本もある、長い動画を分けて送りたい、という時は、次の方法が早いです。
4. テマカルで、上限に一度で収める手順
テマカルは、送り先を選ぶだけで、動画を一度でその上限以下にする Windows ソフトです。動画をアップロードしなくていいので、家族の動画や社内の録画にも使えます。
1. 動画を入れて、送り先を選ぶ
テマカルの窓に動画を落とすか、「+ 動画を追加」「+ フォルダごと」で入れます。右の「送り先」から「Gmail の添付」「LINE のトーク」などを選びます。会社で決まっている上限があれば「数字で指定」に MB で入れます。
選んだその場で、下に「24.0MB 以下の 1 本にします」のような見込みが出ます。この見込みは無料版でも見られます。

2. 長い動画は「分ける」をオンにする
LINE のトークのように長さの上限がある送り先では、「長い動画は分ける」をオンにします。送れる長さ・大きさに分けて、「_その1」「_その2」の名前で書き出します。区切りは、話の切れ目の静かな所を探して選びます。

3. 「上限に収めて書き出す」を押す
右上のボタンを押すと、1回目で動画の中身を下調べし、2回目で上限に近い大きさに書き出します。それでも上限を超えた時は自動で縮め直すので、上限を超えたファイルは残りません。元の動画と同じフォルダに「名前_24MB.mp4」のような名前で書き出し、元の動画は書き換えません。

LINE のトークを選んで12分の動画を書き出すと、どれも4分55秒・100MB 以下の3本に分かれました(下の画面)。

上限に収める・分ける・まとめて処理は製品版の機能です。無料版でも、1本ずつ画質の段階(高・中・小)で縮めること(書き出した動画に透かしが入ります)と、音声だけを MP3・M4A で取り出すこと(制限なし)ができます。
5. よくある失敗
- 縮めたのに、まだ上限を超えている:画質の段階で縮めると、大きさは動画の中身しだいで決まります。上限が決まっているなら、1秒あたりの量を計算して書き出すか、上限に収める機能を使います
- 上限ちょうどにしたら送れなかった:送り先によって「1MB」の数え方や、本文の分が含まれるかが違います。上限より少し小さくしておくと安心です(テマカルの送り先の型は、上限より少し小さい値にしています)
- 縦の動画が横になった・向きがおかしい:スマホの動画は「回転の情報」で縦に見せていることがあり、変換のしかたによっては横に倒れます。書き出した後に、向きを一度確かめてください
- iPhone の動画(MOV)が相手の PC で開けない:どこでも開ける MP4(H.264)に書き出し直すと、開けることが多いです
- 小さくしすぎて、顔が分からない:長い動画を小さな上限に1本で収めると、画質はかなり下がります。分けて送るほうが、1本あたりの画質を保てます
テマカルを無料版で試す
Gmail の添付・LINE のトーク・会社のメールなど、送り先を選ぶだけで、動画を一度で必ずその上限以下にする Windows 用のソフトです。超えたら自動で縮め直し、長い動画は送れる長さに分けて、何本でもまとめて書き出します。動画をアップロードせずに使えます。製品版は、Claude Code や Claude のデスクトップアプリから頼むこともできます。無料版でも、送り先を選んだ時の見込みを見ること、1本ずつ画質で縮めること(書き出した動画に透かしが入ります)、音声の取り出し(制限なし)ができます。製品版は月額980円から。
公開日: 2026-11-03 テマラボ