Claude に会議の録音を文字起こしして議事録にしてもらう方法

Claude Code や Claude のデスクトップアプリに頼むだけで、会議の録音を話者ごとに文字にして、Word の議事録と要点のまとめを作る手順です。文字起こしはテマラボの「テマモジ」の製品版がパソコンで行い、録音はアップロードしません。

「この録音を文字にして、要点を3行でまとめて」。Claude にそう頼むだけで、会議の録音が話者ごとの文字起こしと Word の議事録になり、要点のまとめまでできると、会議のあとの片づけがぐっと楽になります。

この記事では、テマラボの「テマモジ」を Claude Code・Claude のデスクトップアプリにつないで、会議の録音から議事録を作る手順を説明します。文字起こしと話者の聞き分けはテマモジが行い、録音はアップロードしません。ただし、要点をまとめてもらう時は、文字起こしの文が Claude に渡ります。どこまでが手元で、どこから AI に渡るのかも、あわせて書きます(1章)。

製品版は、お手元の Claude Code や Claude のデスクトップアプリから操作できます。AI からの文字起こし・書き出しは製品版の機能で、無料版では登録と接続の確認・録音の下見までです(くわしくは6章)。

1. しくみ(何が Claude に渡るか)

テマモジは、会議・取材の録音や録画を文字にして、話者ごとに分け、Word・テキスト・字幕(SRT)・表(CSV)に書き出す Windows 用のソフトです。MCP という、AI とソフトをつなぐ仕組みで、Claude から操作できます。

  • Claude は、どの録音を・どこに・どの形で書き出すかをテマモジに伝えます
  • 文字起こしと話者の聞き分けは、テマモジがパソコンで行います。ネットの文字起こしサービスと違い、録音をアップロードしません
  • テマモジが Claude に返すのは、書き出したファイルの場所・録音の長さ・話の言語・話者の人数・段落の数です。文字起こしの文は、ふだんは返しません

ここまでなら、会議の中身は Claude に渡りません。一方で、要点のまとめは Claude が文を読んで作るので、まとめを頼むと文字起こしの文が Claude(AI のサービス)に渡ります。渡り方は2つです。

  • Claude Code など、パソコンのファイルを読める Claude が、書き出したテキストのファイルを自分で読む(Claude Code は読む前に確認を求めます)
  • 「文字起こしの文も渡して」とはっきり頼み、テマモジが文を結果に入れて返す

テマラボの試験でも、「要点をまとめて」と頼むと、Claude は書き出したテキストを読んで要点をまとめました。中身を渡したくない会議の時は、5章の頼み方にしてください。

2. 登録する(はじめに1回だけ)

テマモジの製品版を入れたら、メニューの「ヘルプ」→「AI から使う(Claude に登録)…」を開きます。この PC に合わせた登録の1行と、設定の JSON が出るので、コピーのボタンで写します。

Claude Code(デスクトップアプリの「コード」のタブも同じ)

ターミナル(PowerShell など)で、写した1行を実行します。形は次のとおりです(<ユーザー名> は Windows のユーザー名)。

claude mcp add --scope user temamoji -- "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Programs\Temamoji\Temamoji.exe" --mcp

claude mcp list で temamoji が「Connected」になっていれば使えます。

Claude のデスクトップアプリの「チャット」のタブ

  1. Claude のデスクトップアプリで「設定」→「開発者」→「構成を編集」を押し、claude_desktop_config.json を開きます
  2. 「AI から使う」の画面の「設定の JSON をコピー」で写した中身を貼って保存します。すでに mcpServers がある時は、その中に "temamoji": { … } の部分だけを足します
  3. Claude のデスクトップアプリを終了して、開き直します

3. 頼み方の例

ふだんの言葉で頼みます。録音の場所と、書き出す場所があればそれも書きます。

  • 「ダウンロードの 定例会議.m4a を文字にして、要点を3行でまとめて」
  • 「C:\…\取材 フォルダの録音を全部、Word の議事録にして C:\…\議事録 に置いて」
  • 「2人の対談の録音を文字にして。話者は2人」
  • 「この動画 C:\…\セミナー.mp4 の字幕(SRT)を作って。話しているのは英語」
  • 「この録音は何分あって、文字にするのにどれくらいかかる?」(下見。文字にはしません)

書き出す先を指定しない時は、録音と同じフォルダに「録音の名前.docx」と、あとで直せる文字起こしのファイル(.temamoji)を作ります。同じ名前のファイルがある時は、文字起こしを始める前に止まり、Claude が「上書きしてよいですか」と聞いてきます。

かかる時間は、画面で文字にする時と同じです。NVIDIA の GPU がない PC では、録音とだいたい同じ時間がかかります。長い録音は、先に「どれくらいかかる?」と聞くと目安が分かります。

4. 画面で見える様子と、仕上げ

テマモジが閉じていても、自動で開きます。画面の下に「AI が操作中」の帯と進み具合、「止める」ボタンが出て、ホームの順番待ちの一覧に、起きた文が数行ずつ流れていきます。聞き分けが済むと、流れていた文に「話者1」「話者2」の名前が色分けで付きます。

Claude から頼まれたテマモジの画面。順番待ちの一覧に、起きた文が話者ごとに色分けされて並び、画面の下に「AI が操作中」の帯と「止める」ボタンがある
Claude と同じ入口から頼んだ時の画面(一覧と画面の下の帯を、間を詰めて並べています。音声は音声合成で作った架空の会議です)

終わると、できた文字起こしが画面に開きます。議事録として仕上げるのは、ここからです。

  1. 左の「話者の名前」で、「話者1」を「田中(司会)」のように直します。その人の発言すべてに入ります
  2. 聞き間違いが気になる段落は、クリックするとその時刻から再生されるので、聞き直して直します
  3. 「書き出し」で Word に書き出し直します

帯の「止める」を押すと、その場で止まります。Claude には「利用者が止めた」と伝わり、何も書き出しません。画面を開かずに処理してほしい時は、「画面は開かずに」と頼みます。

5. 社外秘の会議の時(中身を AI に渡さない頼み方)

外に出してはいけない会議の録音は、要点のまとめを頼まず、次のように頼みます。

  • 「定例会議.m4a を Word の議事録にして。ファイルに書き出すだけにして、中身は読まないで」

この頼み方なら、テマモジが Claude に返すのはファイルの場所と、録音の長さ・話者の人数などだけです。書き出した Word は、ご自身で開いて確かめてください。テマモジには、ファイルを外に送る機能・消す機能はなく、元の録音は書き換えません。

録音そのものは、どの頼み方でもアップロードしません。テマモジがネットにつなぐのは、ライセンスの確認・更新の確認と、文字起こしのデータの初回のダウンロードだけです。

6. 無料版と製品版の違い

  • 製品版: Claude Code・Claude のデスクトップアプリから、文字起こし・書き出しができます。画面からも、最後まで書き出し・コピーできます
  • 無料版: AI からは、登録と接続の確認、ライセンスの状態、録音の下見(長さ・かかる時間の目安・話者の人数の見込み)までです。文字起こしを頼むと、何も読まずに止まり、Claude から「AI からの文字起こし・書き出しは製品版の機能です」と伝わります。画面からは、無料版でも最後まで文字起こしでき、最初の10分まで書き出せます

MCP に対応したほかの AI ツールでも動く場合があります(動作は Claude で確かめています)。Claude Code・Claude のデスクトップアプリは別にご用意ください。Claude の利用料は、テマモジの料金に含まれません。

まずは無料版で、ご自分の録音の精度を画面で確かめてから、製品版をご検討ください。手順の詳細は操作説明書(PDF)の12章にあります。

テマモジを無料版で試す

会議・取材・講義の録音や録画を文字にする Windows 用の文字起こしソフトです。ネットのサービスと違い、録音をアップロードせずに使え、時間の上限もありません。製品版は、Claude Code や Claude のデスクトップアプリから操作することもできます。無料版でも全部の機能を試せます(書き出しとコピーは最初の10分まで)。

無料版をダウンロード(Windows 10/11) テマモジの詳しい説明と料金

公開日: 2026-10-27 テマラボ