Claude に頼んで、しゃべり動画の無音カットと字幕を付ける方法
Claude Code や Claude のデスクトップアプリに頼むだけで、しゃべり動画の「間」を詰めて字幕を付け、MP4 に書き出す手順です。編集はテマラボの動画編集ソフト「テマカット」の製品版が行い、終わった後は画面で手直しできます。
解説動画やトーク動画の編集で時間がかかるのは、話していない「間」を切る作業と、字幕を付ける作業です。この2つを Claude に「この動画の無音を詰めて、字幕を付けて書き出して」と頼んで済ませる方法を説明します。
使うのは、テマラボの動画編集ソフト「テマカット」です。製品版は、お手元の Claude Code や Claude のデスクトップアプリから操作できます。「この動画の無音を詰めて、字幕を付けて書き出して」と頼むだけで、テマカットが立ち上がって作業します。AI からの編集・書き出しは製品版の機能で、無料版では登録と接続の確認、動画の下見までです(くわしくは7章)。
1. しくみ(Claude は頼むだけ、編集はテマカット)
Claude Code で動画を編集する方法として、ffmpeg や Whisper を呼ぶスクリプトを Claude に書いてもらうやり方もあります。細かく作り込めますが、無音を見つける基準や字幕の区切り方を自分で決めて、結果はファイルを開いて確かめることになります。
テマカットを使う場合は、MCP という、AI とソフトをつなぐ仕組みで Claude とテマカットをつなぎます。
- Claude は、どの動画に・何をして・どこに書き出すかをテマカットに伝えるだけです
- 無音カット・文字起こし・字幕・書き出しは、テマカットが行います。作業の様子はテマカットの画面に出ます
- テマカットから Claude に返すのは、ファイルの場所・長さ・カットした数と秒数・字幕の枚数などと、書き出した動画の確認用の小さなコマ3枚だけです。文字起こしの文やカットの位置は返しません
- テマカットには、ファイルを外に送る機能も、消す機能もありません。元の動画は書き換えず、同じ名前のファイルがある時は上書きせずに止まります
ただし、書き出した SRT(字幕のファイル)を Claude に読ませると、その中身は Claude に渡ります。中身を渡したくない時は、「中身は読まずに、作ったファイルの場所だけ教えて」と頼んでください。
2. 登録する(はじめに1回だけ)
先にテマカットをインストールします(登録と接続の確認までは無料版でできます。編集を頼むには、製品版のライセンスキーの登録が要ります)。テマカットのメニューの「ヘルプ」→「AI から使う(Claude に登録)…」を開くと、その PC に合わせた登録の方法が出て、コピーのボタンで写せます。
Claude Code の場合(デスクトップアプリの「コード」のタブも同じ)は、ターミナル(PowerShell など)で次の1行を実行します。<ユーザー名> は Windows のユーザー名です。「AI から使う」の画面には、そのまま使える1行が出ます。
claude mcp add --scope user temacut -- "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Programs\Temacut\Temacut.exe" --mcp
claude mcp list で temacut が「Connected」になっていれば使えます。
Claude のデスクトップアプリの「チャット」のタブの場合は、設定の JSON に書きます。
- Claude のデスクトップアプリで「設定」→「開発者」→「構成を編集」を押し、
claude_desktop_config.jsonを開きます - テマカットの「AI から使う」の画面の「設定の JSON をコピー」で写した中身を貼って保存します。すでに
mcpServersがある時は、その中に"temacut": { … }の部分だけを足します - Claude のデスクトップアプリを終了して、開き直します
{
"mcpServers": {
"temacut": {
"command": "C:\\Users\\<ユーザー名>\\AppData\\Local\\Programs\\Temacut\\Temacut.exe",
"args": ["--mcp"]
}
}
}
3. 頼み方の例
ふだんの言葉で頼みます。動画は、C:\ から始まる場所を書くか、エクスプローラーでパスをコピーして貼ります。
- 「
C:\Users\…\Videos\収録.mp4の無音を詰めて字幕を付けて、同じフォルダに書き出して」 - 「この動画の無音だけ詰めて。0.8 秒より短い間は残して」
- 「この英語のインタビューに字幕を付けて、SRT も作って」
- 「この動画の顔を全部モザイクにして」
- 「この動画、無音がどれくらいあるか調べて」
書き出す先を言わなければ、元の動画と同じフォルダに「元の名前_edit.mp4」を作ります。SRT は、動画と同じ名前で作ります。
4. 画面で見える様子
テマカットが閉じていても、自動で開きます。画面の上に青い帯が出て、「AI が操作中:収録.mp4を編集しています(2/4)」のように進み具合が出ます。タイムラインでは、無音が詰められ、「自動テロップ」の行に字幕が付いていく様子をそのまま見られます。

途中でやめたい時は、帯の右の「止める」を押します。その場で止まり、Claude には「利用者が止めた」と伝わります。書き出しの途中で止めても、書きかけのファイルは残りません。画面を開かずに処理してほしい時は、「画面は開かずに」と頼みます。
5. 終わった後に手直しする
編集したプロジェクトは、終わった後も画面に開いたままです。
- 「自動編集」タブの「テロップ一覧」で、字幕の文字を直します。プレビューとタイムラインにすぐ反映されます
- 詰めすぎた所は、タイムラインでカットを調整します
- 「書き出し」で書き出し直します。残したい時は「名前を付けて保存」で保存します
手で直す時の操作は、動画に自動で字幕を付ける方法と動画の無音部分をまとめてカットする方法で説明しています。
6. 英語・中国語の字幕と、時間の目安
字幕にする話し声の言語は、自動・日本語・英語・中国語から選べます(中国語は普通話で、字幕は簡体字で出ます)。何も言わなければ自動で判定します。「英語の動画です」のように伝えると、判定の時間が省けて確実です。テマカットの画面の表示も、日本語・英語・中国語に切り替えられます。
文字起こしは、動画の長さと同じくらいか、それより短い時間で終わります。初めての文字起こしでは、モデル(約 550MB)をダウンロードします。美顔補正をかけて書き出す時は時間がかかり、4K・25秒の動画で約4.5分かかった例があります(動画と PC によって変わります)。
7. 無料版と製品版の違い
AI(Claude・コマンド)からの編集・書き出しは、製品版の機能です。無料版でも、登録と接続の確認、動画の下見(長さ・無音の量・話者の数)まではできます。無料版で編集を頼むと、動画を開かずに止まり、Claude から「AI からの編集・書き出しは製品版の機能です」と伝わります。
無料版でも、テマカットの画面からは全機能を試せます(書き出した動画の真ん中に「テマカット」の透かしが入ります)。お手元の動画で無音カットと字幕の仕上がりを確かめてから、製品版をお選びください。
MCP に対応したほかの AI ツールでも動く場合があります(動作は Claude で確かめています)。ライセンスキーの登録は、テマカットの画面の「ヘルプ」→「ライセンス…」で行います(Claude からは登録しません)。Claude Code・Claude のデスクトップアプリは別にご用意ください。Claude の利用料は、テマカットの料金に含まれません。
コマンド(temacut.cmd)の使い方と、うまくいかない時の確かめ方は、操作説明書(PDF)の10章で説明しています。
テマカットを無料版で試す
動画の顔加工・無音カット・自動字幕・モザイクができる Windows 用の動画編集ソフトです。製品版は、Claude Code や Claude のデスクトップアプリから操作することもできます。無料版でも全部の機能を試せます(書き出した動画に透かしが入ります)。
公開日: 2026-10-27 テマラボ