推しの人だけを追う縦動画の作り方(配信の切り抜き・グループの動画・自分で撮った動画)

グループやコラボの横の動画から、推しの人だけが真ん中に映る縦のショート動画を作る手順です。最初に「その動画を切り抜いてよいか」を確かめる方法から説明します。

切り抜く前に:テレビ番組・ライブやコンサートの映像・公式の動画(ミュージックビデオなど)を、権利者の許可なく切り抜いて公開すると、著作権・肖像権などの侵害になることが多いです。この記事は、切り抜いてよい動画(切り抜きを認めている配信、グループの運営やメンバーご本人の動画、撮影が許された場所でご自分で撮った動画)を使う前提で書いています。

グループで並んで話す・歌う動画や、何人も出るコラボ配信から、推しの人だけが真ん中に映る縦の動画を作りたい。こうした「1人だけを追う縦動画」は、スマホの編集アプリで枠の位置を少しずつ動かして作ることもできますが、1分の動画でも数十か所の調整が要ります。

この記事では、テマラボの Windows ソフト「テマショート」で、選んだ人の顔を自動で追って縦の動画を作る手順を説明します。動画はネットに上げず、PC の中だけで処理します。

1. その動画を切り抜いてよいか確かめる

推しの縦動画を作ってよいのは、次の3つのどれかに当たる動画です。

切り抜きを認めている配信者の配信配信者が出している切り抜きの決まり(ガイドライン)。切り抜きが認められているか、元の配信へのリンクと題名の書き方、収益化してよいか、切り抜いてはいけない場面(歌・ゲームの画面など)。コラボ配信は、ほかの出演者の決まりも
グループの運営・メンバーご本人の動画出演しているメンバー全員の了承。動画の中で流れる音楽の権利
ご自分で撮った動画撮影が許された場所・時間に撮ったか。主催者が決めた公開の条件。ほかの人の顔が映る時は、その人の了承か、顔を隠すこと

反対に、テレビ番組、ライブ・コンサートの映像、公式のミュージックビデオ、切り抜きを認めていない配信は、権利者の許可なく切り抜いて公開しないでください。撮影が禁止されている会場で撮ることもしないでください。決まりが見つからない時は、使う前に配信者や運営に問い合わせて、許可を得てください。

2. 動画を開いて、区間を選ぶ

テマショートで横の動画(MP4・MOV・MKV・WebM)を開き、「1. 区間を選ぶ」の段で、再生しながら始まりで「ここから(I)」、終わりで「ここまで(O)」を押します。区間1つが1本のショートになり、いくつでも作れます。同じ所に区間を人数分作っておけば、あとで1人ずつの縦動画にできます。顔の解析は選んだ区間の中だけなので、長い配信の録画でも待ち時間は区間の長さの分だけです。

テマショートで、同じ所に区間を2つ作った画面。右の一覧にショート 01 とショート 02 が並ぶ
同じ所に区間を2つ作ったところ(テマショートの画面。人物は AI で生成した画像から作った試験の動画です)

3. 推しの人を選ぶ

「2. 縦の枠」の段では、区間の中に映っている人が、顔の小さな画像で右に並びます。推しの人の顔をクリックすると、縦 9:16 の枠がその人の顔を追って左右に動きます。何人並んでいても、選んだ人だけを追います。場面が替わって同じ人が2人に分かれて並んだ時は、「同じ人をまとめる」で1人にまとめられます。

テマショートで、2人が映る動画の右の人を選んだ画面。青い縦の枠が右の人の顔を追い、右に縦のプレビュー
右の人を選ぶと、縦の枠が右の人を追う(テマショートの画面。人物は AI で生成した画像から作った試験の動画です)
2人が並ぶ横の動画と、右の人だけを追って書き出した縦の動画
左が元の横の動画、右が右の人だけを追って書き出した縦の動画。同じ所から左の人だけの1本も作れます(人物は AI で生成した画像から作った試験の動画です)

横顔・後ろ向き・暗い照明・小さく映った顔では、顔を見失って別の人に移ることがあります。その時は、再生位置で「ここから別の人を追う」を押して推しの人を選び直すか、「ここから枠を止める」で枠を置いてください。寄り具合は「標準」「少し寄る」「寄る」から選べます。

トーク配信で、話す人に合わせて枠を移したい時は、右の「話している人に自動で切り替える」を押します。声で話している人を聞き分けて、話者が替わった所で枠を移します(1秒未満の相づちでは切り替えません)。2人組なら「2人を上下に」で、2人とも映せます。

Vtuber の配信のように、イラストやアバターの顔の場合は、顔の解析が実写の顔に合わせて作られているため、見つけられないことがあります。お手元の録画で、無料版で確かめてください。

4. 映っていない所を抜く

カメラがほかのメンバーに切り替わった間や、推しの人が画面の外にいる間は、縦の動画にしても推しの人が映りません。右の「詰める」で「追う人が写っていない所をカットする」をオンにすると、選んだ人の顔が続けて1秒(0.5〜3秒から選べます)以上見つからない所を抜いて、前後を詰めます。抜いた所は一覧と時間の帯に出るので、残したい所は1つずつ「戻す」で戻せます。

テマショートで、追う人が写っていない所を抜いた画面。右に抜く所の一覧、下の時間の帯に斜線で抜く所
2台のカメラで撮った対談で、男性を追い、男性が写っていない所を抜いたところ(テマショートの画面。人物は AI で生成した画像から作った試験の動画です)

後ろ向きや暗い場面は、映っていても「映っていない」と見なされて抜けることがあります。書き出す前に、印を一度見直してください。

5. 別の場面をつないで1本にする

右の一覧の「+ 場面を足す…」で、同じ配信の別の所や別の日の動画を「場面」として後ろにつなぐと、1本の縦の動画にできます。順番はドラッグで入れ替えられます。たとえば「推しの人が話している所だけを3か所つなぐ」「2台のカメラで撮った動画の良い所をつなぐ」といった作り方です。追う人・表示の形・寄り具合は場面ごとに決められます。

テマショートで、2本の動画を場面1・場面2としてつないだ画面
2本の動画を場面としてつないだところ(テマショートの画面。人物は AI で生成した動画です)

6. タイトル帯と字幕を入れる

縦の画面の上に、タイトル帯(2行まで・ひな形4つ)を入れられます。「◯◯さんの場面だけ」のように、何の動画かが最初に伝わります。切り抜きの決まりで題名の書き方が決まっている時は、それに合わせてください。

「3. 字幕」の段で「字幕を付ける(文字起こし)」を押すと、区間の音声から字幕を作ります。字幕の高さは、つまみ(画面の下から3〜95%)とプレビューの上のドラッグで決められ、出る・消える時刻も0.1秒単位で直せます。歌の部分は文字になりにくいので、字幕を入れない区間にもできます。くわしくはショート動画に字幕を自動で付ける方法をご覧ください。

テマショートで上のタイトル帯を入れた画面。縦のプレビューの上に2行のタイトル
上のタイトル帯を入れたところ(テマショートの画面。人物は AI で生成した画像から作った試験の動画です)

7. 書き出して、決まりどおりに公開する

「4. 書き出し」の段で、書き出す区間にチェックを入れて書き出します。縦 1080×1920 の MP4 になります。同じ所に区間を人数分作り、追う人だけを替えておけば、1本のグループの動画から、メンバー1人ずつの縦動画をまとめて書き出せます。

テマショートで、同じ所から右の人・左の人を追った2本を書き出した画面
同じ所から右の人・左の人を追った2本を書き出したところ(テマショートの画面)

公開する時は、1 で確かめた決まり(元の配信へのリンク、題名の書き方、収益化の可否など)に従ってください。ほかの人の顔が映っている時は、その人の了承を得るか、動画にモザイクをかける方法で隠してから公開してください。

無料版でも全部の機能が使え、本数の制限もありません。書き出した動画の真ん中に「テマショート」の透かしが入るので、公開に使う時は製品版にしてください。長い録画から何本も作る手順は切り抜き動画の作り方、わが子を追う使い方は発表会・運動会の動画から、わが子だけの縦動画を作る方法で説明しています。

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何人も映る横の動画から、選んだ人の顔を追う縦のショート動画を作る Windows 用のソフトです。映っていない所は自動でカットし、字幕も自動で付けます。何本作っても月額は同じで、動画はネットに上げません。無料版でも全部の機能を試せます(書き出した動画に透かしが入ります)。

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公開日: 2026-10-26 テマラボ